
2008年3月30日、熊本県の解放子ども会の皆さんが現調にきてくださいました。雨が心配されましたが、何とか雨も降らずほっとしました。 熊本からは、小学校を卒業された春休みに毎年現調にきてくださり、現調のなかで感じたこと、学んだことを中学校で発表してくださっています。大勢の中で発表されることはとても大変なことです。とっても勇気がいることです。遠い狭山からですが、私たち2人ともいつも応援しています。集会所での交流会で「石川さんが勉強したいと思う意味は?」と尋ねられましたね。石川は「私はほとんど教育を受けられなかった。そのために苦しい思いをした。せめて小学校卒業したくらいの学力があれば狭山事件にまきこまれなかったかもしれない。文字を知らないということがとても恥ずかしく、また、文字を知らないために仕事を辞めざるを得なかったこともあった。文字を知って、文字だけでなく、多くのことを知った。心が豊かになった。学ぶことで考える力、表現する力、正しく判断する力をつけてほしい。私のようにならないように」と答えていました。私は「石川さんは教育を受けられなくて苦しい生活を送った。狭山事件の犯人にされ、無実を訴え続けながら32年間獄中に閉じ込められた。でも彼は決してあきらめなかった。真実は必ず明らかになる、との強い思いと、多くの人が無実を確信し『無実の石川さん、がんばれ』と支援し続けてくれた。だからがんばれた。獄中で文字を取り戻し、多くの人に真実を訴え続けた。何時も前向きに生きてきた。冤罪が晴れたら夜間中学校に行きたいという夢も持ち続けた。今から10年前、国連で狭山事件のことが取り上げられ、証拠開示等の勧告等が日本政府に出された。10年目の今年はぜひ狭山を世界に訴えたい、という願いを持っている。彼はいつも前を見て歩いている。どうか石川さんのようにあきらめないで、夢を持ち続け、それに向かって努力してほしい。狭山の闘いを、皆さん方の大きな声で動かせてほしい。狭山の署名も引き続きお願いしたい」と支援のお願いをさせていただきました。
2008年3月20日、埼玉県の高校を卒業されたばかりの皆さんが現調に来てくださいました。この時期に毎年来て下さる皆さんとの出会いを私たちも楽しみにしています。朝から雨の中の現調でしたが、とっても元気で素敵な青年たちでした。
現調の後、現地事務所での交流会で Q 国から不当な扱いを受けているが憤りは?A 私は現在無期懲役で、仮出獄中、憤りは心に秘めている。 Q 獄中32年、何時出られるかわからないのにどんな気持ちで過ごしていたか? A 真実は必ず明らかになると信じ、信念を曲げず闘ってきた。・・・等多くの質問が出され、それに答えていました。皆さんそれぞれの道を歩まれるそうですが、「私は大学で法学部を選びました。冤罪に関心があり、狭山に来ました」と言う方がいらっしゃいました。とても元気を頂いた交流会でした。