・・・Aさんへの手紙・・・

 2月14日、埼玉県の狭山市に近いところにある高校の生徒さんが現地調査に来てくださいましたが、たまたまその日、受験日だったので狭山現調に来られなかった生徒さん(Yさん)が2月21日、狭山に来てくださいました。
 毎年この時期、A先生たちと高校3年生の皆さんが狭山現地に研修に来て下さっていますが、特に今回は印象深かったように思います。
 
 A先生から多くのメールを頂きました。その中で「Yさんが受験のため14日、狭山に来られなかったが、『ぜひ、狭山に伺いたい』ということで、出来たらもう一度狭山に行きたい」というメールを頂いた時は、心が温かくなるように思いました。
 
 2月22日、お礼の手紙を書きました(一部抜粋)

 〜一人の思いを大切にする・・・何も難しいことではなく、基本はここにあると思います。と言っても人はそれぞれに、考え方も、感じ方も違うと思います。多数が少数を斬ってしまうような社会にあって、少数も大事にするということはなかなか出来にくい世の中です。でも本当は案外簡単なことだと、Aさんからいつも教えられています。Yさんも狭山に来て下さってほんとうにうれしく思いました。狭山事件は42年前の事件です。時間が経ちすぎて、多くの人は知らないか、忘れています。でも石川一雄は今、この狭山に生き、えん罪で苦しみ、42年間多くのものを奪われてきました。仮出獄で社会に出た今も、選挙権も奪われたままです。そしてこの間、ずっと無実を訴え続ける毎日だったのです。
 石川一雄のことを知ってほしい、狭山事件に関心を持っていただきたいと、願っていますが、無関心の人が多いように思います。無関心が「狭山」の解決を長引かせているといっても過言ではないと思います。
 裁判所や、警察、検察庁は必ずしも正義であり、間違わないというこはありません。大きな過ちを犯すこともあります。だから「再審制度」があるのです。しかし再審の門は殆ど開かれることはありません。
 「事実調べさえしてくれれば」「証拠開示をしてほしい」私たちの願いです。
 司法が信頼できる司法として機能すること、たとえ過去の判断を覆すことになってもそれが司法の権威を失墜させることでなく、逆にたかめることに繋がることだと裁判官に思ってほしいです。〜 
 石川の闘いは証拠開示や、取調べでの可視化、代用監獄、別件逮捕等、司法における様々な問題を提起しています。〜
 これから皆さんは、進学や、就職をされたりすると思いますが、どうかそれぞれの道を元気にがんばってくださいますように。〜出会いをありがとうございました。 
                                     石川早智子

 2月13日、テレビ朝日「ザ・スクープ スペシャル」で「狭山事件はえん罪」との確信を持って放送され、えん罪はこのように作られていくんだ!と「えん罪の構図」を検証されていました。多くの反響を頂きました。ザ・スクープ スペシャルに続く「狭山の風」を起こしていただきたいと念じています。