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| はじめて2人で行った越生の梅林で |
狭山での大切な友人Sさんが急逝されました。今年2月放映された「スクープスペシャル」で石川の幼なじみの同級生として取材に応じてくださり「当時の石川さんは漢字は書けなかった。ひらがなくらいしか書けなかった」と証言してくださいました。Sさん自身も石川と同じようにほとんど学校に行けなかったそうなので、石川のことを自分自身のこととして憤りや、切なさをもって告発されたのだと思います。
32年間獄中生活を強いられ、仮出獄でやっとふるさと狭山に帰ってきても、知る人がほとんどいないという状況の石川にとって、今も近くに住み、小さいときから一緒に遊んでいたSさんとは、その長い年月のブランクも感じさせないほど親しくさせていただいていました。Sさんは造園の仕事を長くされていました。退職されたので時間にも余裕ができてから、よく狭山の現地事務所に来ていました。Sさんも、石川も長い年月を取り戻すかのように、よく一緒にいました。私自身も、Sさんとは心から打ち解けることが出来、狭山での数少ない大切な友人でした。昨年は一緒に「山菜採り」に出かけたり、バーベキューに行ったりしました。Sさんは「バーベキューは初めての経験」だと、とても楽しんでくださり、子どもに帰ったような2人がいました。今年2月、3人で越生の梅林に行った時は梅が満開でしたね。そのとき「また来ようね」と約束をしたのに・・・
「集会に行くので4日〜5日留守にします」「気をつけて」と話したのが最後の会話となりました。Sさんからたくさんのメッセージを頂きました。たくさんの思い出や楽しい時間も・・・
Sさんほんとうにありがとうございました。今も現地事務所に行くと、Sさんがニコニコして訪ねてくるような気がします。
合 掌
10月中旬、徳島の中学校の文化祭に行ってきました。私の母校です。そこで3年生が人権劇「サヤマの風」を演じてくださいました。長くて難しいセリフも全部覚えていて、何より生徒の皆さんのすばらしい演技、迫力に驚き、また、思わず涙してしまいました。
一生懸命「サヤマ」を勉強してくれたんだな〜、一生懸命「石川」の心を考えたんだな〜、一生懸命「差別」のことを考えたんだな〜、一生懸命「裁判」の仕組みを考えたんだな〜、一生懸命「練習」したんだな〜と感無量でした。
40数年前、教育現場で同和教育も、人権教育もなかった時代に育った私にとって、中学生が「サヤマ」を演じてくれたことや、「人権」をメインにした2つの劇を見て、心強くまたうれしく思いました。
10月16日、奈良県の夜間中学校の25周年記念文化祭に呼んでいただきました。
石川の夢は「夜間中学」に行くことです。
「とても楽しかった」そうで、ますます夜間中学へ行く夢は膨らんでいます。