週刊金曜日No583 11/25日号投書欄より

11月24日、仙台に出かける間際に週刊金曜日が届きました。
東北新幹線に乗ってから本を開いてみました。投書欄に下記の記事が掲載されていました。
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狭山事件、第三次再審へ 地元から発信
sasaki K
10月30日、石川一雄さんの「母校」でもある旧入間川小学校跡地で初めて全国市民集会が行われ、地元の仲川狭山市長も出席し、「42年間、忘れたことはありません。しかし最高裁はこの3月、再審の特別抗告を棄却いたしました。第三次にむけてどうかこの切なる願いが司法の場に届くよう祈念する次第です」とあいさつしました。
石川一雄さんは鎌田慧さんとの対談で、「当時は学校へ行く余裕がなかったので、母校といえるかどうか。その日、食べることに事欠くくらいで先々の夢なんて持てるわけがありませんでした」と語りました。懐かしい思い出がよみがえるはずの「母校」も、石川さんにとっては、夢も持てず労働に明け暮れた日々を思い起こさせるのでした。切なくて絶句せざるを得ません。
中山千夏さんは「石川くんがたまたま知識の力を持っていなかったために、生まれ育ったところが差別されていたために、国家からどんなにひどい目にあったか。たった一人の人間の悔しさを国家にきちんとわからせないといけない」と訴えました。
地元では身内の人もいて、関わりたくないという感情が昔からあり、住民感情にはまだ複雑なものがあるようです。「事件現場」は急速に様変わりし、追体験することが難しくなってきていますが、事件が人々の心に刻んだ記憶はまだ生々しさを保っているのかもしれません。それを氷解させるためにも、来春の第三次再審請求が名張毒ぶどう酒事件や横浜事件、布川事件に続かねばなりません。その帰趨は42年の現地からの発信が波紋となって、うねりを起こすことができるかどうかにかかっていると思います。
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