日弁連刑事弁護センターより送られてきた「『目撃証言研究会』のご案内」をそのまま掲載させていただきました。

第98回「目撃証言研究会」のご案内

日時4月27日(木)午後1時〜4時  
会場:弁護士会館17階1703

ボーネ(Gotthold H. Bohne 1880〜1957)著 
『裁判官の心証形成の心理学』を読む

報告者:庭山英雄(東京弁護士会)
コメンテーター:浜田寿美男(奈良女子大学)
 心理学鑑定書の作成や法廷証言(東京高裁2006年3月8日無罪判決のケースなど)の実践例の紹介

《心理学と本書とのかかわりについて》
 現在の心理学は、アメリカ流の心理学が主流を占めており、経験科学的なものがほとんどである。経験科学的な結果は客観的事実に根ざしているので、裁判官を説得し易い。にもかかわらず実験の結果さえ、裁判所はなかなか受け入れようとしない。観察と理論とによる、被疑者の取調べについてとなるとなおさらである(参照、村井敏邦編「刑事司法と心理学』2005年12頁)。
だが体系的知識に基づく観察結果が学問的成果でないはずがない。裁判所は心理学に対する偏見を早く捨て去るべきである。
 目撃についての心理学的研究であっても、白自に関する心理学的研究であってもそれらはいずれも裁判所にとっては判断材料の一つにしか過ぎない。判断するのは裁判官である。ここに裁判官の心証形成についての研究の必要性がある。(訳者解説より)
《紹介文献》
 G.ボーネ著、庭山英雄・田中嘉之訳『裁判官の心証形成の心理学』(北大路書房、2006年3月)

参加費用は無料です。