2008年3月3日〜5日まで、部落解放同盟第65回全国大会が開かれました。
全体会の来賓挨拶に立った狭山弁護団・中山武敏主任弁護人は「12月3日、門野裁判長と面談、5月末までに新証拠・補充書を提出すること。事実調べをぜひ行ってほしいと要請」また「第3次再審から若い弁護士が狭山弁護団に多く入り、中核となってがんばっている。狭山事件は石川一人の命でなく、被差別部落300万人の命がかかっているとの高い志が支えている。弁護団も全力で活動を続けている」と挨拶されました。石川は昨年、新100万人署名を達成したことへのお礼と、今後の支援を訴えました。

 今年は世界人権宣言が採択されて60年になります。1998年には国連の規約人権委員会で「石川(狭山)事件」として証拠開示等に関して委員から質問が出されて10年になりました。狭山事件も発生から45年。仮出獄をして13年が過ぎました。これまで多くの人のご支援、ご協力を頂きながら、狭山事件の真相や、支援のお願いに各地をまわらせて頂きました。
 今年は国連など国際的な場で、直接本人が、狭山の真実と、証拠の不開示など司法の不正義を、世界に訴えることができればと願っています。
1967年に発生した布川事件で「犯人」とされた人たちは無期懲役となり、無実を叫び続けながら闘ってきました。1996年仮出獄、2005年9月水戸地裁で再審開始決定が出されましたが、地検は高裁に即時抗告し、今狭山事件と同じ、東京高裁、門野裁判長のもとで審議が行われています。無実を訴え続けているS山さん本人と、S井さんのパートナーK子さんがパスポートを取り、昨年5月、国連・拷問禁止委員会で日本の司法の現状を訴えたそうです。このことは私たちにとっても朗報でした。石川がパスポートを取り、国連の人権委員会等の場で訴えることができたらと、ずっと願っていました。狭山事件の「犯人」とされ、石川は多くのものを奪われました。奪われたものを一つずつ回復していくことは、無罪を獲得していく道筋でもあると思います。


 2月28日、埼玉県小川町、リリック小川で比企巡回写真パネル展実行委員会主催の「石川一雄さんを囲む会」が開かれました。2008年1月11日から3月25日まで、8ヵ所の会場で狭山巡回パネル展を開いています。仕事を終えられて疲れた体をまた会場まで足を運んで下さる皆さん、そして、忙しい中を2ヵ月半かけて狭山巡回パネル展を続け、狭山の闘いを支えてくださっている皆さんに心から感謝いたします。
 狭山巡回パネル展の今後の日程は3月1日〜9日まで滑川町コミュニティセンター 3月11日〜17日まで嵐山町図書館(アイプラザ) 3月19日〜25日まで東松山市高坂市民活動センター(3月19日・午後6時から『石川さんと語る会』)となっています。