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 ◆◆ 取調べの可視化法案が6月4日、参議院で可決されました。メルマガー狭山の風 vol.303  2008/06/06 でその内容等が掲載されていますので以下転載させていただきました。◆◆

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    ◆◆―― 狭 山 の 風  vol.303  2008/06/06 ――◆◆

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□ ―― 1 ――  ◇取り調べの可視化法案、参院委で可決
     
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【1】「取り調べの可視化法案、参院委で可決 与党は反対」
   (『朝日新聞』2008年06月03日23時42分)

 捜査段階の取り調べの全過程を録音・録画する「全面可視化」を盛り込んだ民主党提案の刑事訴訟法改正案が3日の参院法務委員会で可決された。
4日にも参院本会議で可決する。しかし、衆院は「部分可視化」で十分とする与党が多数を握っており、成立のめどは立っていない。

 参院法務委員会は2時間半の質疑のみで、野党の賛成多数で可決した。日本弁護士連合会の宮崎誠会長らは記者会見で、「刑事司法を大きく変える契機になる法案が一院を通過するのは歴史的。衆院でも議論してもらい、与党からの理解を得たい」と話した。

 警察庁は今夏、一定の事件で部分的な録音・録画の試行に踏み切るが、日弁連は「都合の良い所だけ録画でき、かえって危険」と懸念を示してきた。裁判員制度で「なぜ全過程の録画ができないのか」を追及できるように弁護士の研修などを行う方針だ。

 警察庁は、容疑者が自白した段階などで、調書の内容を容疑者に読み聞かせる状況をビデオに撮ることを打ち出した。

 これに対し、法案のきっかけとなった鹿児島県議選をめぐる「志布志事件」で無罪となった元被告の中山信一さん(62)は「任意段階での捜査こそ強引だった。自白させられるまでの過程を撮らなければ意味がない」と訴える。「いま考えられている仕組みのままでは、市民にはどんな捜査があったか見分けられない。裁判員制度が始まるまでに、何としても成立させてほしい」としている。

 一方、与党は「これ以上の可視化は捜査に支障が出る」と試行を見守る考えで、衆院審議には消極的だ。

 民主は「衆院で議論を避ける与党はおかしい、と世論に訴えたい」と議論の高まりに期待する。(市川美亜子)

http://www.asahi.com/national/update/0603/TKY200806030359.html全文転載

*『朝日新聞』HP http://www.asahi.com/

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【2】参議院における取調べ可視化法案の可決にあたっての声明

 45年にわたってえん罪を訴えている狭山事件においては、検察官の手元に膨大な証拠資料が保管されながら、この20年来、弁護側の求める証拠開示がおこなわれていないし、自白の信用性が鋭く争われ、専門家の鑑定書など多数の証拠が弁護側から出されながら、事実調べが30年以上もおこなわれていない。長期にわたってえん罪を訴えている袴田事件等の再審請求でも、取調べや自白の信用性が問題にされながら事実調べがおこなわれないまま再審の門が閉ざされている。

「無辜の救済」との再審の理念、死刑再審4事件やこの間のえん罪事件の教訓とともに、今回の可視化法案の趣旨、提案の経過と可決の意義をふまえるならば、いまこそ、自白の信用性が争われている再審請求事件において、弁護側の訴えにこたえ、裁判所、検察庁は事実調べと証拠開示をおこなうべきである。

                        2008年6月4日
                        部落解放同盟中央本部

*抜粋転載