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 メルマガー狭山の風 vol310 2008/11/02 -に ◇【1】「証拠開示」スイスで訴え(『埼玉新聞』) 
【2】10.31狭山市民集会(『埼玉新聞』)◇が掲載されていますので以下、転載させていただきました。
     
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【1】『埼玉新聞』(08年10月30日)全文転載

「証拠開示スイスで訴え」
 狭山事件 石川一雄さん 国連自由権委に出席

1963年5月、狭山市で起きた女子高生殺人事件「狭山事件」で犯人として逮捕され、45年にわたり冤罪(えんざい)を訴えている石川一雄さん(69)=仮出獄中=がこのほど、スイスのジュネーブで開かれた国連自由権規約委員会に出席し、「日本政府に『証拠開示』をするよう勧告してほしい」と強く要望した。証拠開示は10年前にも同委員会に要望しているが、本人が直接訴えるのは初めて。(広川二六)

77年に無期懲役が確定した石川さんは現在、東京高裁に第3次再審請求を申し立てている。弁護団は、(1)筆跡が違う(2)自白が客観的事実と食い違っている など無実の新証拠を提出しているが、証人調べ、鑑定人尋問など事実調べがなく、証拠開示はなされていない。

石川さんは国外に出ることは難しいといわれていたが、9月下旬にパスポートが発給された。今回は妻の早智子さん、片岡明幸部落解放同盟中央執行委員、通訳と4人で今月12日から18日までジュネーブに滞在。15日には、自由権規約委員会委員が集まった場で日本から訪問した冤罪被害者の一人として紹介され、証拠開示を訴えた。

石川さんは「被差別部落に対する予断と偏見に基づいて犯人とされ、32年間の獄中生活を強いられた。裁判では開示されていない証拠物件が高さ2〜3メートルあることを認めながら、検察庁はいまだに開示していない。無実は科学の進歩によって明らかになっている。生きている間に無実の罪を晴らしたい」と強調。

その上で「委員には『公平・公正』な裁判はもとより、日本政府に『証拠開示』をするよう働き掛けてほしい」と政府への証拠開示勧告を訴えた。

同委員会締結国である日本政府は2004年に人権状況を報告。今回の委員会では政府側も出席する中、これを審査し、近く政府に報告・勧告を行う。石川さんはこのチャンスに委員会を傍聴する一方、日本の実情が政府報告と違うことを直接訴え、チラシを配布するなどして精力的にロビー活動を展開した。

14日には、同委員会のシーラー副委員長を訪問。同副委員長は32年間に及んだ獄中生活に驚き、「事実調べをしないのは不当だ」と遺憾の意を示したという。

帰国後、石川さんは「今回、本人が直接訴えたことに意義があり、置かれた状況を理解されたと思っている。10年前、委員会が石川事件として勧告した証拠開示が進展していないのは残念。強い勧告を政府に出すとともに、東京高裁は事実調べをしてほしい」と強調した。

以上、全文転載

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【2】10.31狭山市民集会

『埼玉新聞』(08年11月1日)全文転載

「国連勧告を報告」
 狭山事件支援者ら集会

狭山事件の再審を求める市民集会が31日、東京都千代田区一ツ橋の日本教育会館で全国から約千人が参加して開かれた。集会では国連自由権規約委員会が日本政府に捜査の「証拠開示」を勧告したことが報告された。

狭山事件は1963年5月、狭山市で起きた女子高生の誘拐・殺人事件で、犯人として石川一雄さん(69)=仮出獄中=が逮捕され、東京高裁に冤罪(えんざい)として第3次再審請求を訴えている。

石川さんは困難とされたパスポートの発給を受けて、15、6日開かれたスイス・ジュネーブの国連自由権規約委員会で直接無実と「日本政府に『証拠開示』を勧告するように」と強く要望してきたことを報告。
その上で、「第3次再審請求で事実調べをしてもらい、冤罪を晴らしたい」と訴えた。

特別報告では、ジュネーブに同行した片岡明幸部落解放同盟中央執行委員(埼玉県連委員長)が日本政府の人権報告に対する自由権規約委員会の審査結果に言及。

片岡氏は「けさ連絡を受けた」と前置きした上で、狭山事件に関連した証拠開示では「被疑者の権利として、すべての警察の記録にアクセスできるよう保障されるべきだ」と日本政府に証拠開示を勧告したことを明らかにした。

片岡氏は「10年前にも同様の勧告があったが、政府は無視し続けた。
今度は実行するよう監視したい」と強調した。

以上、全文転載

 『埼玉新聞』HP http://www.saitama-np.co.jp/