2014年7月31日  高裁アピール 

 
 狭山弁護団主任弁護人:中山弁護
「狭山事件の再審を実現しよう」より転載

 暑い1日だったが、この日も多くのサポーターが駆けつけて下さった。7月24日のアピール行動に、体調が悪い中を来て下さったSさん、今回も早朝から来て下さり、なかなか言葉では伝えられないのでと、お手紙を下さった。「私の家の中ではスズムシの鳴き声。高裁前での石川夫妻の訴えは、私の胸が張り裂けそうになる。私は石川ご夫妻の訴えに自分を奮い立たせているのです。狭山裁判の証拠開示・河合裁判長から再審開始決定を聴きたいし、狭山の完全無罪判決を勝ち取るまでは、私の命を落とすわけにはゆきません」(一部抜粋)と書かれていた。「朝の1回しか行動できません」、と体を杖で支え、懸命に署名のお願いの声を振り絞る。彼のその訴えに立ち止まり、多くの人が署名をしてくださる。いつも、朝の署名はなかなかして下さらない。通る人は、仕事に行くことに急いているし、裁判所に勤務している人がほとんどという事もあるだろう。しかし、彼の前で立ち止まり、ペンを取る。このような時、何としても一日も早く、狭山の再審開始決定、再審無罪の声を、支援して下さる多くの人と一緒に聞きたいと思う。
 狭山弁護団・中山武敏主任弁護人も駆けつけ、マイクを握った。裁判所に出している無実を明らかにする新証拠について理路整然と述べられ、事実調べ・証拠開示の必要性を切々と訴えた。サポートに来て頂いた多くの人がマイクを握り、自分と狭山の関わり、そして裁判所が勇気を出して正義を貫き、証拠開示を行ってほしいと訴えた。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさん「私は2年余り前、たまたま高裁前を通りかかり、石川さんの訴えを聞いて、驚きました。検察・警察が、証拠を隠して出さなかったり、改ざんするなど思ってもいなかったのです。狭山事件を知れば知る程、このようなことを見過ごすことはできないと、高裁前に来ています」から始まったアピールに、多くの人が立ち止まり、耳を傾けるのも、彼女の訴えに共感するところがあるのだと思う。
 まだ風邪が十分に治りきっていない石川のそれでも全身全霊の訴えに、立ち止まり、じっと聞き入る人や、「ポレポレで映画を観ましたよ」と言って署名して下さる人。今回も熱かった。


   
   


原発事故 検察審査会が「起訴相当」と議決

  7月31日は、東京電力福島第一原発事故で東京第五検察審査会の議決の日。高裁前近くの経済産業省前の脱原発「テントひろば」で少しの時間ではあったが座り込みをしてきた。2011年9月11日にテントひろばを設置して、この日で1055日目になるそうだ。最初こんなに長くなるとは予想もしていなかったという。24時間、何人かで座り込みを続けている。隣に座っていた女性が「毎週木曜日に座りに来ている」と話して下さった。しばらくすると、検察審査会が「東電元会長ら3人に起訴相当」の議決、との一報がはいり、大きな歓声がわく。まだまだ闘いはこれからだが、儲けを最優先し、安全をないがしろにしてきた責任はとって当然である。福島原発告訴団団長・武藤類子さんの「検察庁は強制捜査を含めた厳正なる捜査を開始してもらいたい。」との声明を厳粛に受けとめてもらいたい。


  神田香織「3.11後を生き抜く力声を持て」出版記念会

 7月31日、18時から東京・後楽園涵徳亭で、神田香織『3.11後を生き抜く力声を持て』出版記念会があった。2013年5月23日の狭山市民集会で、神田さんの、切れの良い講談「狭山事件」は今も強く印象に残っている。本の中にも「狭山」が紹介されており、出版記念会に駆け付けた。
呼び掛け人代表の鎌田慧さんや、中山武敏弁護士も挨拶をされた。ひさしぶりに朴慶南さん、李政美さんにお会いすることができた。忙しい一日だったが、充実した一日だった。