2015年1月20日 毎日映画コンクールで「SAYAMA」がドキュメンタリー賞を

 
 2013年10月31日(日本教育会館で)

 2015年1月21日、毎日新聞を開く。一面には1月20日、第69回毎日映画コンクールで、日本映画大賞をはじめ、各賞が決まったと載っていた。27面に、ドキュメンタリー映画賞「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」が受賞とあった。飛び上がる程うれしい。

 金監督やカメラの池田さん、陣内プロデューサー、録音の山田さん、高木さんたちとの3年余りの撮影期間の日々が浮かぶ。映画が完成するまでに「再審開始、無罪獲得を」と闘い続けてきた日々。多くの場所で、多くの人々との出会いや、感動を撮ってきた。そしてただまっすぐにひたすら歩き続ける石川一雄の闘いと苦悩も・・・ありのままに。
 
 「狭山事件」を映像にすることは非常に難しかったのではないか。狭山事件は、えん罪事件というだけではない。そこに大きな差別が横たわり、大きな権力との長い闘いがある。これまで、「部落差別問題」というだけで引く人もいた。「狭山」を知らない人に果たして見てもらえるだろうか、との不安もあった。完成した映画はまっすぐに差別に向き合い、冤罪に向き合う映画となっていた。人間石川一雄の、痛い程の悲しみも喜びも、苦悩も伝わってきた。素直に喜んでいる彼の表情の中にも一抹の悲しみがほの見える。
 映画館上映は続いている。宣伝がなかなかできない状況の中で、苦戦を強いられている映画館も多かったようだが、確実に多くの人に観て頂き、浸透されてきている。マスコミも多く取上げて下さった。「1回より2回目が、2回目より3回目がより映画の良さがわかる」と何度も映画を観に行って下さる方もいた。映画を観て「詩」を書いて下さった方もいた。映画を観て毎日納豆を食べていることを知った何人かから納豆等を送って下さったことも。

 高裁前アピールをしている時、「映画を観ました」と署名して下さる方。「長い時を狭山の闘いから離れていました」とカンパを届けにわざわざ来て下さった方。また、各地に映画上映の挨拶に伺った。昨年1月13日、兵庫県の上映会では、37年前に千葉刑務所から出した石川の手紙を「宝物として苦しい時や、つらいときに心の支えに生きてきました」と折り曲げないでファイルに大事に入れて持って来て下さった方や、翌日75歳の誕生日を迎える石川に父親にも買ったことのないという素敵なネクタイと「晴れの日のために」と金色のネクタイをプレゼントして下さったMANAMIさん。各地での上映会で出会った人から、多くの署名も送って頂いた。まだまだ多くの人に観て頂きたい。

SAYAMAみえない手錠をはずすまで」には、受賞にあたって感謝の記事も載っている。2月10日が表彰式。
 裁判官にも検察官にも映画を観てほしい。ストーンリバーに受賞の記事が掲載され、それを見た人からお祝いのメールも頂いた。
以下はストーンリバーのブログより

●毎日新聞(1月21日)朝刊より
「SAYAMA」がドキュメンタリー映画賞を獲得!やったね!
金監督をはじめとする関係者とサポーター、そして、観てくれたたくさんの人の思いが結実した。朗報が次の朗報を呼ぶように、さらなる奮闘を誓い合いたい。