近況   「無実の石川君を返せ」

 2018年12月28日 今日の二人の予定は歯医者だけ。
後はホームページを作る、礼状を書く、年賀状を作る、買い物に行く・・・うーん 

 
 狭山現地事務所で

 2018年12月27日 フランスのジャーナリスト ソフィアさんが通訳の人と狭山に。13時30分から17時近くまで、ほとんど休憩もなくマイクを向け続けた彼女のジャーナリストとしての真骨頂を見る思いだった。12月20日の高裁前アピール行動にも取材に来てくださったが、言葉は通じなくても、彼女の温かい心や、取材する姿勢の真摯な姿に共感をもてた。どのような記事になるのか、楽しみだ。

 同日、大阪の香鶴子さんからお手紙と、素敵なアルパカの手編みのマフラーを送って頂いた。体調を崩され、とても心配だが、彼女のやさしさがいっぱい詰まったお手紙の中に「石川君のお体のほうはいかがですか」とあった。そうだ、30年位前まで「無実の部落青年、石川君を返せ」と、どこの集会でも叫んでいたなぁ~。ちょうどそのころ(30年くらい前)、全国女性集会が、たぶん、京都で開かれたように思うが、分科会で私は司会を担当していた。彼女がその分科会で会場から発言した。はじめてお会いしたのだが、そのときの彼女の印象が鮮烈で、今も覚えている。人間としての強さ、やさしさ、厳しさを感じた。その時も今も彼女の人間解放を目指して活動する生き生きとした魅力的な姿勢は変わらない。彼女のようにおおらかに、心広く、熱く生きたいと思う。

 2018年12月26日 38回目の三者協議。いつものように弁護士会館で、三者協議が終わるのをじっと待つ。2009年9月から始まった三者協議も、9年、38回を数えた。この間検察から、200点近い証拠開示もされた。闘いがなければ証拠開示はなかっただろう。「期待」「緊張「切迫感」「焦燥感」さまざまに味わってきた年月。
 2019年は大きく花開く年になると信じている。

 2018年12月25日 イノセント・バンドによるクリスマスライブ。会場いっぱいの人が来てくださった。すばらしいライブだった。

 2018年12月21日、石川の心の中に、いつもいるせっちゃんから今年も大きなシクラメンが届いた。毎年書いているが、せっちゃんは石川の短いながらも輝いていた青春の思い出につながる人だ。きっと・・・・・たぶん・・・・狭山事件は、彼女の家族の人たちに心ならずも迷惑をかけたであろうと思われるが、彼女の家族は石川のことを決して悪くいわなかったのだ。

 今の政治状況は最悪だが、それに抗う人たちも多い。狭山を戦う人たちもそうだ。前を向き、希望を持って生きる。

最近、狭山現地事務所の桜の木にメジロがくる。いつも2羽で一緒だ。