2019年8月31日、13時30分~17時まで、明治大学リバティホールで「死刑をなくそう市民会議 設立集会」が開かれた。
狭山弁護団の平岡秀夫弁護士等、多彩な共同代表世話人が名を連ね、広い会場いっぱいの人が参加した。
開会のあいさつをされた平岡弁護士は狭山弁護団の弁護人であり、第88代法務大臣をされていた。
シンポジウ「死刑廃止への道」、 国連からのメッセージ、神田香織さんの講談「安藤の駒結び」 対談は、「人間、なにするかわからない」と題して、中山千夏さん(作家) 玉光順正さん(東本願寺 元教学研究所長) 金山明生さん(明治大学名誉教授・死生学)の3人からお話があった。

   

死刑廃止の理由は①生命の尊重②誤判・えん罪の危険③人は変わりうる、との視点だが、日本の世論調査では、「死刑やむを得ない」と考えている人は80パーセントだそうだ。世界的に見れば7割の国が死刑制度を法律上、または事実上廃止している。中山千夏さんが「私は40年前から死刑廃止を言い続けてきたが、40年前と何も変わっていない」と言われたのが印象的だった。裁判に誤判はある。それだけでも死刑制度は絶対にあってはならない。