近 況   獄窓は皆閉ざされて音もなく降る雨の中に石蕗の花


 10月は忙しい日々が続いた。いろんなことがあった。台風や雨での雨漏りがあり、部屋にブルーシートを敷いた。
10月31日は、大きな期待や覚悟を持って臨んだ狭山市民集会。
今日は11月4日。
10月29日から、11月2日まで毎日、現調や集会等があり、2日の青森県の集会で一区切り。3日からホームページ作成や、礼状書き等にとりかかれると思ったが、あまり進まなかった。自分では意識はなかったが、疲れていたのかも知れない。3日は21時頃には寝てしまっていた。


10月26日、「狭山事件を考える市民の会・宝塚」の谷添さんから「追加分です」と署名45筆を送って頂いた。
同日、福岡県鞍手郡の小学校5年生の皆さんから「石川さんは無実なのに刑務所に入ってとてもつらかったと思います。代わってあげたいくらいかわいそうでした。石川さんのおかげで気がついたことがあります。勉強は自分のためだけでなく、みんなのためにもなるんだということです。これから石川さんのようにつらい苦しい思いをしている人がいたら励まして助けてあげたいです」「食べ物の大切さをしりました食べ物一つ一つに感謝してたべたい」「いじめ、差別のない社会にしていきたい」「これから僕は勇気ある子どもになります。正直に正しいことをやっていきたい」等々・・・たくさんのお手紙を頂いた。石川は今目が見えにくく、書くことが難しいので、口述した石川の手紙を皆さんに出させていただいた。礼状がなかなか書けないが、子どもさんからのお手紙は石川の大きな励みだ。
同日大阪の大賀喜子さんからお手紙と「あわじ寺子屋」の皆さんからの寄せ書きを送って頂いた。さっそく現地事務所に置かせていただいた。
同日川越で「ジャスティス」のコンサート。いつもと違う穏やかな2時間を過ごした。


10月27日参議院埼玉県選出議員補欠選挙投票日。一人で投票に行く。


10月29日は大宮で第14回日本基督教団部落解放全国会議で狭山の訴えを


10月30日、11月1日は3団体の現調
10月30日は「狭山問題を考える添田町民の会」(福岡)の現調。いつも子ども会からのメッセージを頂く。添田からは、これまで一番多く現調に来てくださっていると思う。
11月1日は、兵庫県と九州ブロックからの現調。九州ブロックは「狭山から遠く、なかなか現調に来られない」ということで毎年、10.31集会に合わせて九州各県の代表者が現調を続けてくださっている。

 

どんなに朝早く出ても、どんなに夜遅く帰ってきても、愛犬との散歩は欠かさない。おかげで石蕗の花を見つけた。

 上記短歌「石蕗の花」は、私の好きな石川の獄中歌