近 況  2019年12月

 12月19日、15時から狭山パンフレットの取材

 12月18日 東京地裁809法廷で14時から、河原井純子さん、根津公子さんの「日の丸、君が代裁判」の結審の日。決して諦めなかった10年を超える長い闘いの根本にあるのは「思想、良心の自由、教育の自由」を求め、不当判決に決して負けない!との強い思いだったのだろう。
判決は、2020年3月25日15時。東京地裁に集結しよう。

 Binさんから手紙が。「後藤裁判長に450通目のはがき」「心に届け 狭山再審」の言葉と共に。

「見えない手錠をはずして思いのままに生き
られますように」
 とのメッセージが

千葉県「狭山事件にとりくむ東葛住民の会」のKさんから素敵な花かごが届く。Kさんで一番に思い出すことは、9年ほど前?彼が「私は今年仕事を卒業したので、高裁前アピール行動に共に参加したいのです」と遠慮がちに話されたことだ。それまでは、アピール行動は動員という形で、7~8人位で続けられていた。主体的に「参加したい」との彼の言葉にとてもうれしかったことを覚えている。それから彼はアピール行動に欠かさずきてくれた。もう9年以上になるだろうか(アピール行動が始まって約10年)。今のアピール行動は、ほとんどの人が自主的、主体的に来てくれているが、その先駆けの人で、私たちに人のぬくもりや、大きな力、希望をくださった人だ。同じ日「狭山事件にとりくむ東葛住民の会」から署名55筆が届いた。Kさんからの手紙に「12月14日、松戸駅頭の情宣活動でチラシ120枚、署名22筆を頂いた。20筆以上頂くことはあまりないのでうれしかったが、あとから、あくまで無罪判決を勝ち取るための手段である署名の数に一喜一憂している自分が恥ずかしくなり、原点に立ち返って取り組んでいかなければと反省しました」とあった。彼の真面目で、真摯な取り組み、生き方にいつも胸熱くなり、感動と感謝の心でいっぱいになる。

12月17日、三重県の明ちゃんから素敵なシクラメンの鉢植えが。青年集会、女性集会で、いつも狭山分科会に来てくれる彼女。5月の狭山集会には、困難を超えて、子ども会のみんなと来てくれる明ちゃん。彼女のやさしさに包まれて。
 13時から埼玉の解放新聞の取材。「今年の漢字は?」と聞かれ「忍」と答えた石川。苦しい1年だった。

   19時から東京・なかの芸能小劇場で「神田香織一門会」があり、17時に家を出る。

朝夕愛犬と散歩している。17日散歩中、女性が立ち止まり、「かわいいですね」と言って涙ぐんだ。2日前に愛犬を亡くされたという。彼女の悲しみが痛いほど伝わった。