2019年12月28日

 2019年もあと3日。
毎年12月になると今年の1年もアッという間に過ぎたと感じるのだが、今年は長く感じた。
狭山第3次再審闘争も弁護団の懸命な努力で無実の証拠を裁判所に提出し、検察に突きつけた。追い詰められた検察の手口は、のらりくらりと逃げの一手。それを許す裁判所がある。
検察は来年6月の後藤裁判長の定年退官を待っているのか。御用鑑定人の現れるのを待っているのか。石川が倒れるのを待っているのか。
それでも次の三者協議に、後藤裁判長の最後の正義を信じたい。裁判官になった志を信じている。
多くの人に支えられ、戦われてきたこの1年。そして56年。57年目の勝利を信じて。

 2019年12月27日~28日、石川は、大きくなり、敷地からはみ出した桜の木、レモンの木の枝切りをした。桜は18年位前に植えた。レモンの木は13年位前、真宗大谷派の明子さん(福島県)が送ってくださったものだ。この木をみると、2011年の東日本大震災、福島原発事故で、厳しい生活を余儀なくされている福島の皆さんの事を思う。しかし、レモンの木はたくましく、大きく育った。切られて、さびしそうに寒そうになった桜の木や、小さくなったレモンの木。これまで、さくらの木は夏、大きく枝を張り、木陰を作ってくれた。現調をされ、汗だくになった人が木陰で休んだ。レモンの木はいっぱいの実をつけ、現調の人を楽しませてくれた。
さくらの木、ブドウの木は時期がくると葉っぱが落ち、掃除が大変だったが、いっぱいの実をつけてくれた。来年はどうかな~

 2019年12月26日、同和問題にとりくむ「岡山県宗教教団連絡会議」(永松清議長) (岡山ナザレン教会内)から今年も署名228筆が届いた。岡山各県下から頂いた署名。57年目に突入しようとしている狭山再審闘争、石川一雄の無実を無罪にする闘いにこれほど広範に支援をいただいている。ただただ感謝! 

  

映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで「獄友」を撮った金聖雄監督の撮影が始まっている。
来年4月~5月ごろ完成予定だそうだ、どのような作品になるのか、乞う ご期待。決まり次第報告します。