近 況     2021年3月20日

 東京地検は、昨年5月「賭けマージャン」をした事が発覚した黒川元東京高検検事長に、7月不起訴処分(起訴猶予)としたが、検察審査会が、12月起訴相当とし、それを受けて東京地検は処分を一転「略式起訴」をした、との報道を目にし、ホッとした。ところが、略式起訴とは「公開の法廷での審理の可能性はゼロに近く、書面審理だけで罰金などを求める手続きで、国民に裁判を通じての真相究明の場を消滅させる」事だそうだ。ゲンダイ3月20日号には「東京地検は黒川元検事長の救済に動いた」「もし東京地検が再び『不起訴』とすれば、検察審査会は2度目の『起訴相当』と議決し、黒川元検事長は『強制起訴』され、正式裁判が開かれる可能性があった」「強制起訴で法廷に立たせるより、略式起訴で終わらせる方が得策、と判断したのはミエミエである。」「略式起訴は究極の救済策」と書かれていた。検察による政権への忖度、不当な幕引きを許してはならない。

 東京、埼玉、神奈川、千葉、の一都三県で緊急事態宣言が21日で解除されるという。スガさんは、自助を押し付け、今一番必要な公助は最後。自分の命は自分で守ってください。コロナ収束のため個人が努力してください、と言わんばかりの無策。25日から聖火リレーが始まる。聖火リレーの時に、緊急事態宣言下ではまずいから解除したのだろう。「フクシマはアンダーコントロール」のウソから始まったオリンピック。命より面子、経済優先。テレビを見ても、国家権力とそれに忖度する高級官僚に辟易する。「記憶にございません」のオンパレード。このような状況は、特にアベサンの時から顕著になったように思う。
モリ、カケ、サクラ、クロカワ、東北新社、その中心にいるのは、アベであり、スガだ。このような人たちに私たちの命と暮らしを任せるわけにはいかない。政権交代が必要だ。

   

 「狭山事件の再審を求める市民の会 こうべ」が2021年4月17日に「鑑定人尋問の実現」を訴えて続いている三宮マイル前アクションが50回目の節目を迎えるという。
コロナ禍の中でも、各地で続いている創意工夫した狭山の闘いと、広がりがうれしい。

 2021年1月28日、狭山市の塩田さんから「サチコ」という名前のシャクナゲを頂いた。その時は固い蕾だったが、今真っ白な花が満開に咲いている。狭山裁判の春を告げるように。

 神奈川の、シスターミサイさんからハッサクが届いた。80歳を超えたミサイさんが採り、段ボール箱に詰め、郵便局から送ってくださった。温かいお手紙と共に。

 4月25日、入曽地域交流センターで「SAYAMA」の映画上映をするとのメールを頂いた。うれしいニュースだった。主催者から、インタビューのメールがあった。石川はルーペ等使いながら質問に答えていた。