2005年9月3〜4日、長野県で部落解放第50回関東女性集会が開かれました。
50回の記念集会ということもあり、「はばたけ解放の未来へ」という記念ビデオが上映されました。「部落解放第50回関東女性集会」が企画、スーパーノバァ製作のこのビデオは、特に部落解放をめざして立ち上がり、闘ってきた女性たちに視点をあてたものでした。女性が切り拓いてきた部落解放への闘いの歴史は、このビデオに収められているように、まさに子どもをおんぶし、おしめを持っての闘いに象徴されているようにも思われましたが、そのような厳しい中でも人間解放を闘い抜いて来た誇りうる歴史があり、今があるのだと実感しました。

荊冠旗の入場 記念文化祭にて・太鼓集団 「光」の演奏

 2日目、狭山闘争分科会は、参加された方から多くの意見、感想が出されました。
 今年80歳になる長野県の文江さんは、自分自身が教育をほとんど受けられなく、文字を知らなかったことで、恋人からもらった手紙を読むことも返事を書くことも出来なかったこと、貧しくて切手が買えないのかと思い、恋人が手紙と一緒に切手を同封してくれたこと。識字学級で文字を習い、文字は何とか書けるようになっても手紙はなかなか書けない、と自分自身を語る中で「石川無実」の核心を話して下さったように思います。
 82歳の埼玉県のイチさんは「石川さんは絶対無実、警察は最初身代金を取りに来た犯人を取り逃がしたことがえん罪を引き起こしていった。私の母は90歳になっても石川さんの闘いをした。石川さんは絶対無実なのにまだえん罪が晴れない、皆さん一人ひとりにがんばってもらいたい」との言葉に石川は胸が一杯になったようでした。イチさん、文江さんの言葉の温かさ、強さ、怒りは、「わが子」との思いから出される言葉なのだと思います。一人ひとりが職場や地域でがんばることを確認し「狭山差別裁判打ち砕こう」を歌い、分科会を終えました。