7月25日、三重県で2つの集会(学習会)がありました。
最初の会場、津市一志中央公民館で待っていてくださったのは人権活動をされている高校生、そしてたくさんの人たちでした。高校生が作って下さった歌「真実への道」の歌詞を見せていただきましたが、石川が逮捕される前の、わずかな青春のときめきの時間や、闘い続けてきた年月が書かれたその歌に、走馬灯のようにこれまでのことを思い出したのでしょう、人権講演会「見えない手錠を解き放て! 〜狭山事件の真実〜」を話しはじめたとき、元気のない声に心配しました。いつも元気に闘っている姿しか見せませんが、苦しみや悲しみなど、多くの思いを抱えながら生きている石川の姿を垣間見ました。講演会の終わりに作詞した高校生たちが歌っている「真実への道」が流れました。
      〜真実を胸に 抱き 闘うと誓った どんなことが あろうと
                   前を見据えて 歩いていくんだ〜
   歌詞の一部ですが、石川の前向きな生き方がとてもよく伝わってきました。
 石川は、「証拠開示・事実調べの声を届けてほしい。主権者である皆さんの署名が声となってきっと裁判所・検察庁に届く。私は選挙権・被選挙権も奪われている。主権者とはいえない。あれだけ無実の証拠がありながら事実調べをしない。多くの証拠が隠されている。皆さんにもう一度力を貸していただきたい。別件逮捕されるまで私は自分の名前も『一夫』としか書けなかった。今は『一雄』と書ける。この私を前面に出し、司法と闘って行く。」「歌や日記は残る。私のような苦渋の人生を送ってはならないと歌を作っている」と歌を詠みました。


 夕方、雲出市民館に着きました。昨年1月に呼んで頂いてから1年半ぶりの市民館に着くと「お帰りなさい」と迎えてくださったKさんの声に私たちは感動しました。こちらに来る前にもOさんから「昼間から引き続きですのでしんどいと思いますが、状況や思いをゆっくりとお伝えいただけるといいと思っています。その後で、活動していくのは私たちです」というファクスに「一ノ宮のTさんたちも来てくださいます」と書かれていました。本当にうれしかったです。
 Oさんたちはこの6月にも狭山現調に来て下さいました。知り合って2〜3年ですが、ずっとずっと以前からの知り合いのような気がします。真に人権を守る闘いの中にいる人たちはみな温かくて、前を向いて生きている、狭山の闘いは「人間賛歌」のすばらしい運動だと・・・・実感するこのごろです。