2006年11月4日、「狭山事件の再審を求める青森集会」が「狭山事件を考える青森県住民の会」と五所川原市職員組合の共催で開かれました。青森の天気予報は雨で心配していましたが、まるで私たちの心を写しているかのように、青森空港はからりと晴れ渡っていました。
 住民の会代表の一戸さん、ルポライターで「狭山事件の再審を求める市民の会」事務局長をされている鎌田慧さんと、会場の「プラザマリュウ五所川原」につくと五所川原市職のNさんたちが会場の準備をして下さっていました。
 4日は3連休のちょうど真ん中の日。青森というより東北で初めて狭山集会を開くということ、また狭山事件そのものがあまり知られていないのでは、というような中で果たして会場まで足を運んでくださるだろうかと心配をしていましたが、Nさんや住民の会の皆さんの働きかけで、たくさんの人が来て下さいました。狭山事件は43年前の事件です。知って、関心を持っていただいて初めて狭山事件のおかしさや、司法権力の不条理、不正義が見えてくると思うのです。

 会場でSさんから330筆の署名を頂きました。とってもうれしかったです。全国各地津々浦々から届く署名が、きっと司法の凍りついた扉を溶かす大きな熱と光になると信じます。

 テレビ朝日「ザ・スクープ スペシャル」視聴後、鎌田慧さんの講演がありました。「当時、石川さんは字が書けなかった。字の書けない人が脅迫状を書くはずがない。市民常識でおかしい。理不尽なことを権力は力によって強制する。このような権力の横暴を許さないようにするのは世論の力。2009年には裁判員制度が始まる。私たちも裁判員になるかもしれない。このようなえん罪を絶対つくってはならない。第3次で再審が開始されるよう、署名運動等に協力をしていただきたい」等話されました。鎌田さんは弘前出身ということで「鎌田さんにお会いしたい」と会場に来てくださった方もいらっしゃいました。
石川は「30年以上も事実調べがされていない、検察庁には狭山事件に関わる多くの証拠が隠されている。青森の地から、声をあげていただきたい」と訴えました。
Nさんから「第3次で再審が開始されるよう、青森からも強力に発信していく」と挨拶を頂いたこともとてもうれしいことでした。

 集会後、鎌田さんが「今日は歴史的な日。会場に来てくださった人たちは青森県の良心」と述べられた一言に、感動しましたし、狭山の闘いに灯りも見ました。

 青森は山も野原も燃えるような赤や黄色でした。りんごの木も赤や緑にたわわに実をつけていました。

 狭山事件を考える青森県住民の会の皆さん、そして五所川原市職員組合の皆さん、会場まで足を運んでくださった総ての皆様に心から感謝いたします。