2006年11月22日、埼玉県・春日部市民文化会館で第26回部落解放埼玉県研究集会が開かれました。
午前・全体会、午後から9分科会での討論でした。
狭山分科会は全体会場である市民文化会館から離れた場所だったので、参加者が少ないのではと心配していましたが、会場一杯の人が参加してくださいました。
 この日、石川は体調が悪く、集会をキャンセルせざるをえなくなりましたが「私は決して倒れない。三次で勝利できるよう皆さんの更なるご支援を」とのメッセージを伝えさせていただくと共に署名活動への協力を訴えさせていただきました。
 
 狭山再審弁護団・河村健夫弁護士から「狭山事件・第3次再審請求のスタート」と題した講演がありました。
弁護士になられて6年目の河村弁護士は人権派、社会派弁護士として様々な事件に関わリ活躍されています。狭山事件についても、狭山の膨大な資料を読み、明らかにえん罪と確信したから弁護団に入ってくださったと伺いました。1時間あまり、詳しくまた、分かりやすく狭山事件についての構造論・第三次再審の内容等のお話がありました。最後に「再審裁判は確定判決が間違っていた、と事実誤認を認めなければならないということで司法の権威が失墜、不信を招くので、きわめて再審の開始は難しく狭き門となっている」「裁判所の棄却の理由は苦しい。裁判所を追い込んでいることは確かだ」「裁判官は憲法と良心に則って判断する・・・ということだが、しかし世論に敏感で、政権与党の顔色を見る」「世論と共に歩まないと狭い門はなかなか開かない」「世論の力で動かせる」「狭山事件は膨大な資料、そして論点が多いが、一点だけでいい、自分が納得できる点を広めていってほしい」「石川さんの怒りと無念はいかばかりかと思う」「部落の人間ならやりかねない、という予断と偏見があった」「残された時間は少ない。無罪の証拠が消えていく、現地が変わっていく」「三次で扉を開くという固い決意で臨んでいる」「バトンタッチを受けたものとして、当時の事件をしらないがゆえに虚心坦懐に資料を見ることが出来る。狭山を知らない世代に事件の真相を知ってもらって理解してもらうように努力している。今、狭山は広がっている」と結ばれました。
 会場からも質問が出され、真剣な討議ができたように思います。

 残された時間は本当に少ないように思います。証拠の散逸、そして石川一雄の年齢を考えると気持ちは焦りますが、私たちは狭山に風吹くことを信じてまっすぐに進んでいきたいと思います。