「字を書けない人が脅迫状は書かない」
鎌田慧さん

 2007年2月6日、午後6時から豊島公会堂で、狭山東京実行委員会主催による「狭山事件の再審を求める東京集会」が開かれました。会場受付には、とても見やすくて、分かりやすく、色も鮮やかな狭山パンフレットが置かれていました。実行委員会に結集する労働組合、宗教者の皆さんが中心になって15万枚の「狭山パンフレット」を作成し配布したそうです。また街頭での署名活動や、集会等で配布するなど、狭山を訴える様々な取り組みがされ、私たちもとてもうれしくまた、感謝の気持ちで一杯でした。
 
 この日、「狭山事件の真相と、これからの運動」と題して鎌田慧さん(ルポライター)の講演がありました。
「座して待つのでなく、こちらから体を動かし、しかけていく。不正を許さない。再審開始をしないと正義に反する。そのような世論を作る。
また、石川さんの44年の長い苦しみを共有し、一日も早く解決するために、一つでも自分が出来ることをする。そのことが日本をよくする、自分たちが暮らしやすい社会に変えていくことになる。再審請求の運動は休まないこと。開かずの扉といわれるが、必ず開かせるという固い決意が動かしていく力。決して逃がさない。理論的にはえん罪は明らか。裁判官は現場を見ていない。世論の力で現場検証をさせる。石川さんが脅迫状を書いたとされているが、@字を書けない人が脅迫状は書かない。A被害者のものとされる万年筆が発見された「鴨居」はとても見やすい場所なのに2回の徹底的な家宅捜索で見つからなかった、など狭山事件は庶民の感覚で考えるとおかしいことばかりだ。なんとしても100万筆を突破し、運動の広がりを司法に突きつけていこう。大胆に地域に出て訴えて頂きたい」と話されました。

 たくさんの人が会場に駆けつけてくださいました。44年目の狭山ですが、司法の扉を開けようと、休まずに闘い続けてくださった仲間の大きな力を感じました。ありがとうございました。