2007年6月8日、狭山事件の再審を求める墨田集会が、墨田区社会福祉会館で開かれました。
2005年2月に放映された「ザ・スクープ 狭山事件・42年目の真相」が上映されましたが、このとき一緒に放映されたのが「鹿児島選挙違反事件(志布志事件)」でした。狭山闘争も大きく盛り上がり、「これから」というとき、突然3月に棄却された悔しさは決して忘れることができません。鹿児島事件は2007年2月、12人全員に無罪の決定が出され、その判決は「警察が自白をでっち上げ」「強圧的な取調べがあったとうかがわせる」と捜査を厳しく断罪したものでした。

 石川は100万筆の署名を頂き、5月23日東京高裁に提出したことのお礼と、さらなる支援を訴えました。最後に青年部による「差別裁判打ち砕こう」の構成劇がありました。忙しい合間を縫って稽古されたそうで、刑事役(取調官)のKさんが自白を迫り、机をバーンと叩く大きな音、石川一雄役のRさんがだんだんウソの自白に追い込まれていく迫真の演技、2回の徹底的な捜索のときはなかった被害者のものとされる「万年筆」が、3回目の家宅捜索によって発見されていく様子、退職した元刑事(家宅捜索をした)が「鴨居の上は探したが何もなかった。そこから万年筆が出てきておかしいと思ったが、立場上言えなかった。今だから正直に話す(退職したから)。裁判官に聞かれたらいつでも話す」と証言するシーン。1964年9月、東京高裁・第一回公判で石川が「私は無実」と叫ぶシーンは石川一雄本人が出演?しました。青年部から「劇を通して満天下に石川無実を明らかにしたい。シナリオを考えたり、練習をする中で、権力のしうちに怒りもわき、仲間との連帯意識も深まった。タバコに火をつけるシーンでは先輩たちが『44年前はライターでなくマッチだ』とアドバイスを頂いたり、万年筆が出たという『鴨居』の模型を作って協力してくれた」等々・・・・話されました。狭山の集会に初めて参加したという学生さんもたくさん来て下さっていました。とても元気のでる集会でした。狭山にまた新しい風が吹いています。

構成劇「差別裁判打ち砕こう」 会場は熱気にあふれて