すべての仲間と解放運動を!

 2007年9月22日〜23日、部落解放第39回全国高校生集会が埼玉県狭山市で開かれました。

「狭山座」による寸劇

 狭山差別裁判を闘っている地元狭山市での集会ということで、22日午後からの集会に先立って、午前中に70人ほどの人が、現地調査に来てくださいました。オープニングセレモニーでは劇団「狭山座」[県南・石川一雄さんを支援する会(埼玉県の市民・住民の会)]が狭山事件の寸劇を公演しました。「狭山座」はあちこちで公演されていて、メリハリの利いたせりふと、わかりやすい内容で、会場の高校生が舞台を真剣なまなざしで見つめていて、とてもうれしく思いました。
 全体集会で組坂部落解放同盟中央委員長から「部落解放運動は人間の尊厳を求める闘い、夢や展望を実現させる取り組み、歴史の教訓に学び、誇りと自信を持って部落解放運動に取り組もう」と挨拶されました。
 地元狭山市の仲川市長から「狭山市は石川一雄さんが生まれ育ち、今生活している場。石川さんの問題を通してみんなが人権問題を知り、学ぶことは意義あること」と話されました。振り返れば2005年10月の「10・31狭山集会」は狭山の地で開かれました。そのときも仲川市長は壇上に立ち、「司法の場に石川さんや支援者の皆さんの切なる願いが届くように」との挨拶を頂いたのです。

挨拶される仲川狭山市長 会場の高校生からの質問に答える

 最後に「高校生が聞く」〜石川一雄さん一問一答〜に一つひとつ丁寧に答えていました。その中で「獄中生活で一番つらかったことは?」という質問には、病に倒れるまで息子の無実を訴えていた両親に、1日の看病も出来なかったこと、獄中で両親が亡くなったことを知らされたとき倒れてしまったことなど、声を詰まらせながら答えている姿に胸がしめつけられました。集会が終わった後も狭山現地調査に20人ほどが来てくださいました。
 
 翌日は5つの分科会の一つに狭山フィールドワークがありました。前日90人ほどの人が現調をしてくださったので、あまり来てくださらないのではと思っていましたが、この日、分科会のフィールドワークと、分科会を終えて独自で現調をしてくださった方たちあわせて130人以上の人が来てくださいました。熊本県からは集会後に40人以上の人が現調をしてくださったこともうれしかったです。


 みなさんからいっぱい力を頂きました。この日朝から「県南・石川一雄さんを支援する会」で「狭山劇」に出演してくださったFKさんがボランティアでずっと狭山現地事務所で現調にきてくださる皆さんを迎えてくださり、「鴨居」の説明や、会場や駅への案内、お茶等の接待等をしてくださいました。「狭山劇では裁判官役をしていました」とFさんが自己紹介すると「あ〜あのへんな裁判官」とすぐに反応があり、よく見ていてくれてたんだな〜と実感もしました。
午後から雨が降り始め、心配しましたが1時間ほどで止んでくれました。雨にぬれながら現調をしてくださったみなさんほんとうにありがとうございました。

 狭山市で開かれたということもあり、多くの人が狭山現地を歩いてくださり、寄せ書き等も頂きました。高校生が絵を書き、地域の人たちに寄せ書きを書いてもらうために回ってくださったり、高校生集会に参加してくださった人たちの寄せ書きです。現地事務所にはそのような寄せ書きや、お手紙が一杯届けられています。

 

第三次裁判闘争に展望や、希望が
膨らみました
44年目の狭山、若いひとたちの心に
届きますように
関心を持ってくださいますように
石川一雄を知ってくださいますように
このようなことを2度と起こさないために・・・
そして今度こその思いをこめて
ありがとうみんな!
現地事務所の近くには今
芙蓉の花が一杯です