1974年10月31日、東京高裁で寺尾裁判長は獄中から無実を叫び続けていた石川一雄に「無期懲役」という不当な有罪判決を下しました。それから33年、再審を申し立てて30年が過ぎた2007年10月31日午後1時から「狭山事件の再審を求める市民集会」が日比谷野外音楽堂で開かれました。「えん罪なくせ!いまこそ司法民主化を!」として、取調べの可視化(録音・録画)、全面的証拠開示制度を実現しよう!を主テーマに中山信一さん、(鹿児島選挙違反・志布志事件元被告で2007年2月23日無罪判決)、川畑幸夫さん(志布志事件)、えん罪死刑囚・袴田巌さんの姉、袴田秀子さん、痴漢えん罪事件で無実を訴える小泉知樹さんなどが連帯のアピールをされました。石川は100万筆署名達成のお礼と三次へのさらなる支援を訴え冒頭の歌ほか2首をよみました。

写真は「荊冠旗」HPより

 集会後は、国会請願デモを行い、議員面会所で取り調べの可視化、証拠開示制度を求めて、民主党・社民党の衆・参両議院に要請を行いました。午後4時から衆議院第2議員会館の会議室で「取調べの可視化と公正な証拠開示を求める緊急院内集会」が開かれました。参議院で与野党逆転したなかで、司法の民主化に向けて、実現可能な状況が生まれつつあることを実感した集会でもありました。大衆の正義を求める大きな力と、弁護団の着実な粘り強い証拠の積み重ね、国会の中での司法制度改革の闘いが、大きなうねりとなり、第三次の闘いを動かすことを信じています。
 6ヶ月の「れんちゃん」が両親と一緒に集会に来てくれました。5月に頂いたメールには「子どもの名前を決めました。「連」からとった「れん」。多くの人たちの知恵と連帯によって狭山の勝利・石川さんの無実を勝ち取るために」・・・・と書かれていました。
 例年デモ行進の最終地点は、私たちにとって、お一人おひとりの皆さんにお礼と、元気で出会えたことを喜び合う場でもありました。今年はそれができなかったことが残念でしたが、また元気に闘いの場で皆さんとお会いしたいと思います。