
2007年12月21日、狭山東京実行委員会第13回定期総会が自治労東京都本部・会議室で開かれました。
主催者挨拶の後、「狭山事件の再審を求める市民の会」代表の庭山英雄さんが「100万筆の署名は壮大なもので、裁判所、検察庁も注目している。冤罪に対して新しい流れが起きている。鹿児島・志布志事件では全員無罪判決が、また富山・氷見事件では再審無罪となった。石川さんも早くそうなってほしい。今世界で大きなうねりが起きている。2007年5月、国連・拷問禁止委員会が、日本政府から出された報告の審査を行い、5月18日、日本政府に対して勧告が出された。大きく2つに分けられ、@代用監獄は誤判の温床となりやすいので警察留置場の使用を制限するよう法改正をA取調べに関する規則と自白では、『取調べの可視化』を勧告している。」と話されました。また「状況は厳しいが暗くない。少しずつ動いている。今後も励ましあいながら頑張っていこう」と結ばれました。
ジュネーブで開かれたこの会議には布川事件で犯人とされ、再審請求中のSさんが事件の状況を訴えたそうです。Sさんは石川と同じく、無期懲役の有罪判決を出され、冤罪を訴え続けています。どのような状況で実現されたかは分かりませんが、映画「それでもボクはやっていない」の上映もされたそうです。
石川は「今日、12月21日は1994年に仮出獄をした日。13年になる。100万を超える署名を皆さんから頂いたことを力にして、あくまで正義を追及し、ご支援を頂いて三次で勝利したい。」と訴えました。
今、国の内外で「冤罪」に対してのうねりが出ています。12月4日、参議院で「取調べの可視化法案」が提出されました。司法は大きく動こうとしています。
この新しい風を狭山にと願わずにいられません。なんとしても
第2部 記念講演は、狭山弁護団の野口弁護士でした。三次再審で提出した新証拠や、今後の取り組み等報告されました。最後に「冤罪事件が繰り返されるのは過去を振り返らないから。2人目の石川さんを出さない、歴史は繰り返させない、との思いでいる。今司法が少しずつ変わっているのは世論が動いているから。世論が動くと司法は変わる。一人ひとりが声をあげて頂きたい」と結ばれました。
32年の獄中生活を経て社会に出た石川ですが、これまで精一杯生き、無実を訴え、闘い続けてきました。そして今も「今度こそ」の思いで走り続けています。