「狭山」無実バス 狭山再審を求める釜ヶ崎住民の会

 「狭山事件の再審を求める市民集会」が2015年5月21日、日比谷野外音楽堂で開かれた。
10時から日比谷公園で前段集会が開かれ、その後高検・高裁に要請行動を行った。

12時30分から四角佳子さんのミニコンサート
13時から集会が始まった。

 会場に入ると同宗連の皆さんの「石川さんは無実だ、佳き日は近い、勝利するまで共に闘うぞ」とのシュプレヒコール。そして「狭山再審を求める釜ヶ崎住民の会」の仲間がシュプレヒコールをしながら駆け抜ける。私は知らなかったが、「石川一雄さんは無実だ!見えない手錠をすぐはずせ! 狭山再審を求める釜ヶ崎住民の会」と書かれたバスで大阪から来て下さったそうだ。胸が熱くなった。

 1月から病床にあった中山武敏弁護士(狭山弁護団主任弁護人)が集会に元気なお姿を見せて下さったこと、また、袴田事件の袴田巌さんが駆け付けて下さったことがうれしかった。袴田巌さんは3月ごろから外にでることを拒否していたそうなので、この日も来られないだろうと思っていた。お姉さんの秀子さんによると「私がでかける準備をしていたら、ひげを剃ってくれ」と言い、出かける用意をはじめたそうだ。久しぶりの集会参加だそうだが、お元気そうな様子に一安心。

 
石川 袴田巌さん 秀子さん 石川 桜井昌司さん 菅家利和さん 杉山卓男さん

 集会には多くの冤罪仲間が駆けつけて下さった。袴田巌さんをはじめ、足利事件の菅家利和さん、布川事件の桜井昌司さん、杉山卓男さん、杉山さんのお連れ合いさんも来て下さり、集会後「さっちゃん 今は大変だろうけど、元気で生きていたら必ずいいことがあると信じましょうね。体に気をつけてね。また行きます」とのメールを下さった。

 
高裁前アピール行動に毎回のように駆けつけて下さる仲間たちによるアピール 

 体調を崩しながらも集会に来て下さり「デモに参加出来なかったことが悔しくてなりません。再審開始を勝ち取れるようお互い頑張りましょう」とメールを下さったAさん。「どうしても集会に参加できないが心は石川さんと共に」とのメールも沢山いただいた。 

   
日比谷公園での前段ミニ集会 
   
高裁前で訴える  同宗連「よき日まで共に」と 

多くの人が参加して下さり、「証拠を開示せよ」「事実調べを行え」「再審を開始せよ」の声は裁判所に届いていると思う。

しかし、油断は禁物、間もなく23回目の三者協議がある。2015年の後半の闘いが狭山にとって大きな岐路になるだろう。
石川が「狭山闘争の父」として信頼している大阪の西岡智さん(元狭山闘争本部事務局長)も病にありながら、夜を徹してバスで駆けつけて下さった。闘いの中で道は拓ける。信じて進む。

   


 夜、布川事件の桜井昌司さんから「一雄さん少し元気がなかった。もっと栄養を取らないとダメだよ。石川さんは生きることも闘い。勝利するまで共に闘うよ」とメールをいただいた。彼はほんとに鋭い。石川は今、目が見えにくく、白内障の手術(両眼)を予定している。階段も手すりをつかまり、おぼつかない足取りだ。自分でもいらだちと不安が交錯しているように思う。手術は簡単で手術後は驚くほどよく見えるようになるそうだ。

 狭山の闘いは今大きく動いていることは確かだ。確かなこの動きをより確かなものにするために、さらなる支援を心から願っている。

 ここに使わせて頂いた写真は大阪のMさんからメールで送って頂いた。心から感謝している。この日、東京高裁前でMさんの息子さんがマイクを握り、「石川さんの見えない手錠をはずすために一日も早く再審を行って下さい」と訴えて下さった。マイク情宣は初めてとのことだったが訥々とした訴えは胸に迫ってくる。3代にわたっての狭山闘争勝利への闘いに感謝の気持ちと同時に、一日も早く終止符を打ちたいと思う。
 故郷・徳島の仲間からは署名20筆を頂いた。故郷はいつも温かい。

 前夜の雷雨に心配したがこの日は青空が広がり、狭山の闘いの前進を祝福してくれたように思えた一日だった。