浦和地裁「死刑判決」54カ年糾弾!狭山第3次再審闘争勝利埼玉集会  

 
 浦和駅頭でのビラ情宣行動(県南石川一雄さんを支援する会)

 2018年3月9日、上記集会が、18時10分から、さいたまのときわ会館で開かれた。
それに先立ち、16時から、浦和駅頭で「県南石川一雄さんを支援する会」の恒例のビラ情宣が行われた。
 まだ風は冷たい。その中をマイクを握り、道行く人に渾身の訴えは続く。
「県南石川一雄さんを支援する会」はいつも独創的な活動を続けている。5月の狭山中央集会の時には、「死刑判決」を下した浦和地裁(現さいたま地裁)前から、集会が開かれている日比谷野外音楽堂まで狭山マラソンを続けていた。

 
 秦代表の訴え

この2~3年は支援する会のメンバーも高齢になったことなどで「狭山ウオーキング」に変えている。何か所かの駅でサポーターが狭山ビラ情宣をしながらマラソン、ウオーキングをする仲間の激励を続けてきた。
 近年、大阪や、釜ヶ崎、東京からも応援団が駆け付けている。

 支援する会・代表でもあり、「石川一雄さんを支援する会埼玉県連絡会」代表の秦哲美さんは石川より10歳年上だが、この日もマイクを持ち訴えた。

 ときわ会館は多くの人の「狭山勝利」への熱気であふれた。

   
片岡埼玉県連委員長挨拶  木村壯弁護士連帯挨拶 

 オープニングセレモニーは映画「獄友」(金聖雄監督)の予告編上映。
主催者を代表して片岡明幸さいたま県連委員長より「下山・福江鑑定を力に、今年中に新しい段階に入りたい。石川さんが元気な間に何としても無罪を勝ちとろう」と挨拶。
 狭山再審弁護団・河村健夫弁護士から「脅迫状の筆跡と石川さんの筆跡は99.9パーセント別人 ~コンピューターによる福江科学鑑定の意義~」と題して、難しい内容を分かりやすく話された。

 
 「差別裁判打ち砕こう」を左から持田埼玉県共闘議長石川
片岡埼玉県連委員長 牧野さん(愛知県より)秦さん

 石川は「3次で勝利して終結したい。4回目の二十歳が来るまでに目処をつけたい、と言ってきたが、5回目の二十歳はない、一層のご支援を」と訴えた。
 連帯の挨拶は埼玉県弁護士会の木村壯弁護士、また、埼玉弁護士会・会長の山下茂弁護士から連帯のメッセージを頂いた。
「石川一雄さんを支援する会埼玉県連絡会議」代表の秦哲美さんから「三者協議がはじまり、検察は少しずつ証拠を開示してきたが、裁判所は積極的に動いていない。一人ひとりの活動が積み重なって裁判所を動かすことができる。今年こその決意を新たに闘おう。吾々の声を裁判所に反映させることこそが民主主義の原動力。」と力強く話された。 
最後に「差別裁判うちくだこう」を歌い、集会を終えたが、驚いたのは愛知県から曹洞宗の牧野さんが来て下さったことだ。千葉、東京からも・・・・
3・11は差別裁判の始まりの元凶という石川一雄の闘いに多くの人の思いが重なった熱い集会だった。

   
県南支援する会・松本勝さん開会挨拶   今次で勝利を