「獄友」越谷上映会  2018年9月1日

 上映会場の越谷市中央市民会館に行く途中、雨がパラパラと来た。「雨だ」と思う間もなく、雨は止んだ。13時15分開場、13時30分開演だったが、13時前に会場に入るともう熱気があふれていた。10人位の人が受付や案内などされていて、会場には早や30人くらいの人が座っていた。「石川一雄さんを支える埼玉東部市民の会」で、映画上映を比較的早くから計画され、時間をかけて、獄友上映会のために直接協力を呼び掛けるとともに、狭山学習会も同時進行として行われたこともあって、10団体、2個人で実行委員会をたちあげられたそうだ。

   
安間上映実行委員長の挨拶 益子上映実行事務局長の 支援のお願い

 加須のAさんから、「当日参加者に配布する資料もすごい!見せてもらい感動しました。この資料は益子さん(市民の会・代表)が毎晩コツコツと頑張ってつくったものです」との内容の長い熱いメールを頂いた。彼女は託児で応援されるという。会場横の部屋には、託児をされているAさんたちがいた。実は上映会のチラシにも「簡易託児ルームあり 一週間前までにご連絡を」と記載されていたが、その時はあまり気に留めていなかった。でも実際に会場で4~5人の子どもさんとAさん(元保育士)たちの姿を見て、胸打たれた。上映会でこのような事は初めての気がする。自分でできることで、さまざまに応援して下さっていた。Aさんや、益子さん、実行委員会の皆さんの思いが伝わる瞬間だった。

 暑いうえにお天気も悪いので、会場に来て下さるだろうかと心配していたが、150人位、溢れるほどの人が来て下さった。狭山事件はあまり知らない、という人がたくさん来て下さった。55年目の狭山事件、知らない人が多いという事は私たちにとって厳しい事だが、55年も過ぎた狭山事件、知らなくて当たり前と思うと、実行委員会の皆さんのご尽力に改めて感謝の気持ちで一杯だった。

 金聖雄監督の挨拶もいつも熱く温かい。映画終了後多くの人が声をかけて下さった。「私は85歳、40年石川さんを支援しています」「石川さんの話を聞くのは2回目。以前聞いたとき衝撃を受けた。無罪勝ち取るまで応援したい」と20代の人。布川事件の桜井昌司さんの初恋?の人Mさんから、今年もステキな笑顔を頂いた。千葉のKさん、東京のMIKAちゃん、いつもの笑顔で会場に来て下さった。
 狭山裁判の支援を訴える長い闘いだが、一人ひとりの力が集まって大きな力になり素敵な集会、笑顔に出逢う。
  いいなぁ~


 豊後高田地区狭山事件を考える住民の会 学習会  8月28日

 2018年8月28日、大分県で狭山学習会が開かれた。
石川は、飛行機を使わないので片道7時間ほどかかる。目の具合がよくないので、心配したが、翌29日夕方、元気に帰ってきた。2年ほど前にも訴えを聞いて頂いたが、皆さんとても温かく迎えて下さったそうだ。狭山から遠い大分の地でも、狭山は闘い続けられている。「疲れてない?」と聞くと「いいや、皆さんから元気を頂いた」とのこと。ありがとうございました。