狭山事件の再審を実現しよう!7.6埼玉東部市民集会 2019年7月6日

 越谷コミュニティセンターで14時から始まった東部市民集会。
「石川さんを支える埼玉東部市民の会」代表の益子繁さんから「最大の山場を迎えている狭山裁判を勝利するまで全力で闘う」と挨拶。来賓あいさつで、愛媛県出身という立憲民主党の山本正乃さん、昨年「獄友」上映で実行委員に関わるまで「狭山事件」は深く知らなかったそうだが、「狭山事件を知るほど、これほど多くの無実の証拠が存在しながら、再審の扉がなかなか開かず、冤罪が晴れないことにショックを受けた。愛媛県にもまだまだ結婚差別等がある。一人ひとりが自分自身の問題として取り組まないといけない。今日、集会前段に、埼玉東部市民の会の総会があり、副会長をさせて頂くことになった。共にがんばりましょう」との挨拶が胸に響いた。
狭山弁護団・河村健夫弁護士から狭山の現状等について講演された。
布川事件の桜井昌司さんから「えん罪をなくすために」と題し「犯罪は人の人生、家族の人生を変える。人の人生をゆがめてはならない。裁判に勝ったが、警察・検察は責任を取らない。証拠隠しや、捏造等、不正義を明らかにしたい」と国賠裁判を戦い、東京地裁では「証拠開示拒否、警察の偽証は違法」との画期的といわれる判断が出された。検察・警察の証拠隠し、偽証が疑われている狭山裁判にとっても大きな力になるだろう。しかし、茨城県、国は控訴し、これからも裁判は続く。桜井さんはCDも出している。お話の後、「闇の中に」「かえろかえろ」の2曲を披露した。 石川は「三次で勝利するために最大限のお力添えを」と訴え、上記短歌を披露した。闘いの中で、緊張を強いられ続けた日々だが、一日も早く肩の荷を下ろし、ゆっくりとした生活を送ってもらいたいと思う。

部落解放第51回東日本研究集会 
    2019年7月4日~5日

 群馬県みなかみ市で上記集会が開かれた。4日の全体集会、5日の狭山分科会で緊迫した状況にある狭山支援のお願いをした。
5日狭山分科会では、狭山弁護団・近藤正道弁護士から狭山の現状報告、埼玉・石川一雄さんを支援する会連絡会・古河誠さん、部落解放群馬県共闘会議の小堀正雄さんからそれぞれの取り組みの熱い報告があった。