部落解放研究第53回全国集会  2019年10月15日~17日

 
 えん罪狭山事件」のホームページより

 愛知県の名古屋国際会議場を中心に、部落解放研究第53回全国研究集会が開かれた。
2日目第5分科会「狭山事件の再審とえん罪防止に向けた課題」で3つの報告があった。①狭山事件再審弁護団事務局長の中北龍太郎弁護士②刑事再審法の改正とえん罪をなくする司法改革について 内田博文・九州大学名誉教授③東住吉えん罪事件で再審無罪をかちとって・青木恵子さん(東住吉えん罪事件国賠原告・えん罪犠牲者の会)
石川は「決定的ともいえる無実を明らかにする証拠は、下山鑑定、福江報告書をはじめ無数にある。特に下山鑑定の石川宅から発見された被害者の物とされた万年筆は被害者の物ではない、との鑑定は、有罪の大きな根拠となった万年筆が偽物であるということを明らかにした。検察はこの鑑定に対し反証を出せないでいる。いたずらに時間ばかりかけないで、 裁判官が職権でこれらを鑑定すればよいこと。そうすれば私の無実は明らかになる。裁判官は権力のほうを向いているように思うが、法を信じ、闘う。私のようなえん罪者を出さないためにも、生涯戦い抜く。鑑定人尋問を行え、事実調べを行えという、皆さんの声を司法に届けて頂きたい」と訴えた。

   
山崎さんのこの笑顔に 魅せられて 私は55歳、石川さんは私の生きた年月を闘いの中で 

愛知県の「狭山事件の再審を求める東三河の会」の山崎さんから「11月23日豊橋で『獄友』の上映会」への参加の呼びかけがあった。これまで出会った多くの方が分科会に来てくださった。今やっと動こうとしている狭山闘争。56年目の狭山闘争。動いているときも動いていないときも、それでも、それでも、あきらめることなく、狭山分科会に足を運んでくださっている多くの皆さんにただただ感謝。兵庫の池田さん、大阪の誠さん、滋賀の芙美ちゃん、Kさん、千葉の神林さん、東京の押田さんたち、愛知の山崎さん、三重県の田中さんたちと、明ちゃん、今回は愛知県の石井さん(先日たくさんの切手を送ってくださった)ともお話しできた。奈良県のYさんNさんと出合わせて頂いた。宮崎、徳島、そして地元埼玉からは、どんな時も必ず元気な笑顔で顔を見せてくれる誠さん、邦子さんと仲間の皆さん。つい先日、現調に来てくださった熊本から。初めて狭山分科会に来てくださった方。

いよいよ最終段階に来た狭山第3次再審闘争
10月31日は寺尾判決45年目の狭山集会が開かれる。司法の正義を信じて